カタパルトスープレックス

興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

翻訳記事

中国アリペイが2017年のデータを発表:中国の最新モバイル決済最新事情

コードのスキャンは中国人の日常になりました。今年は中国の「コードの年」と呼ばれるでしょう。 モバイル決済は単に財布を持たない便利さだけではなく、社会の潜在能力を大きく活性化する可能性があります。モバイル決済では信用を蓄積することができるため…

エストニアがICOプラットフォームとして暗号化トークン「エストコイン」の準備を開始 

エストニアはe-Resideincyが世界の起業家が信頼できるICOを実施するときのベストな選択肢であることを目指しています。そして三種類の暗号化トークン「エストコイン」を検討しています。

イギリス政府はどのようにデジタルサービスを展開したか(2012年)ベータ公開、コンテンツ移行と本番

GOV.UK ざっくり言うと データ分析大事。そのためのプラットフォームをこの時期に作る。GitHubとか使ってオープンにフィードバックを得るの大事。 GOV.UKではペルソナ使わない。あとで出てくるデジタルインクルージョンにもその思想は表れていると思います。…

Windows Vista開発で実際に何が起きたのか?|開発者の回想

ポスターにサインをするのがWindowsチームの伝統でした。この場合はDVDをイメージとしたポスター。リリースのパーティーが終わる頃には何百、何千ものサインがポスターを埋め尽くします この記事のポイント 後付けではいくらでも言えるが、失敗を学びとして…

シンガポール金融管理局がブロックチェーンを活用する「プロジェクト・ウビン」を推進

原文:"Project Ubin: Central Bank Digital Money using Distributed Ledger Technology" by Monetary Authority of Singapore 「プロジェクト・ウビン」はペイメントと証券の決済に分散台帳技術(DLT)の活用を模索する業界とのコラボレーションです。DLT…

イギリス政府はどのようにデジタルサービスを展開したか(2010/2011年)チーム立ち上げ、アルファからベータへ

ざっくり言うと 偉い人のエアカバー大事。GOV.UKの場合は当時の内閣府大臣のフランシス・モード(Francis Maude)。GDSがかなり自由にやれたのはこの人のおかげ。ここには書いていないけど、当時のイギリス政府の課題の一つは増え続けるコスト。フランシス・…

中国の人気ブロガーが2017年の中国重大事件を振り返る

原文:中国2017社会热点大事记 by 月光 2017年ももうすぐ過ぎようとしています。この一年間、私たちはともに世界中の様々な出来事の証人となりました。この一年、雄安新区が立ち上がり、高速鉄道『復興号』が世界最速を手にしました。この一年、東京都中野区…

米国証券取引委員会の暗号化通貨とイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に関する声明

米国証券取引委員会の見解のポイント ICOにおけるトークンは「通貨」ではなく「証券」 暗号化通貨/トークンが「証券」なのか使い方に依存する SECはICOに反対しているわけではなく、その将来的な価値は認めている 原文:"Statement on Cryptocurrencies and…

ブロックチェーン上の最初の住民登録がクリプトバレーで行われる

原文:"First official registration of a Zug citizen on Ethereum" 2017年11月15日にプレスが見守るなか、スイスのツーク市*1にてブロックチェーン上で最初のデジタルIDによる住民登録が行われました。ツーク市はクリプトバレーとしても知られています。 *…

フィンテック革命が失敗した理由

Verizon、AT&TとT-Mobileが2010年に共同で立ち上げたモバイルペイメント。その名も『ISIS』...いや、マジで。その後、こっそり『Softcard』と名前を変えて2015に終了。 原文:"Fintech, a Failure?" by Jake Fuentes 「ソフトウェアは世界を飲み込む」という…

子供にやさしいクルマの自動運転をデザインする

今年6月に神奈川県の東名高速道路で夫婦が亡くなった事故は人間が運転するクルマは本当に安全なのかを考えるきっかけにもなったとても悲しい事故でした。危険運転でヒヤっとしたドライバーも少なくないのではないでしょうか。自動運転のクルマではこのような…

クラウドの先にあるプラットフォームとしてのブロックチェーンの全体像

原文:"Blockchain Infrastructure Landscape: A First Principles Framing" by Trent McConaghy, July 15, 2017 分散アプリにおけるストレージ、コンピューティングおよびコミュニケーションを明らかにする Ethereum、IPFS/Filecoin、BigchainDBはどのよう…

スマートマシン(IoTとAI)が顧客になる時 – マシンのためのデザイン

この記事は人間中心デザインからマシン中心デザインを予見させる「スマートマシンが顧客になる時 – マシンのためのデザイン」"When a Machine is the Customer – Designing for Machines"の翻訳です。 ボク自身は人間中心のサービスデザインを専門としている…

GoogleでGmailを作り、Facebookの「いいね」を作ったポール・ブックハイトが語るスタートアップ

ポール・ブックハイトはGoogleの23番目の社員でGmailを作ったり、AdSenseのプロトタイプを作った人。Googleの有名なスローガン“Don’t be evil.”も彼の発案。Googleの後、2007年にブレット・テイラー達とFriendfeedを起業。2009年にFacebookに買収される。こ…

スウェーデン国立銀行が法定デジタル通貨「eクローナ」に関する最初の中間報告を発表

原文:"The E-krona project – First interim report"k by Riksban スウェーデン国立銀行(Riksbank)は法定通貨をeクローナとしてデジタルで補完することが可能かどうか調査しています。さらに、このデジタル化がスウェーデン国立銀行にとって安全かつ効率…

ドイツで開始されたブロックチェーンのIoT事例:Slock.itとShare&Charge

ブロックチェーン、IoT、電気自動車にシェアリング経済とホットなキーワードがキラキラしているとても面白い事例です。ブロックチェーン上にIoTのハードウェアノードが乗っかるなんて超カッコいいですね! これまでイーサリアム(Ethereum)周辺の概要を取り…

アメリカ政府の視点:オープンソースのソフトウェアは実際どれだけ再利用ができるのか?

この記事は米連邦政府一般調達局、テクノロジー・トランスフォーメーション・サービス(TTS)の一部門である18Fに所属するイノベーションスペシャリストのLaura Gerhardt氏によるブログ記事"How reusable is open source software?"の翻訳です。 前回『大規…

アメリカのデジタル公共サービスの夜明け - オバマケア立ち上げ失敗、18F誕生の前日譚とCode for America

1235 Mission Streetにあるサンフランシスコのフードスタンプオフィス(通称:1235) 原文:""People, Not Data - On disdain and empathy in Civic Tech" by Jake Solomon, Jan 6, 2014 ここはサンフランシスコの大きなフードスタンプオフィスです(フード…

エストニアの仮想住民と税金の仕組みを解説

原文:"How Do e-Residents Pay Taxes" by Evelyn Liivamägi, Head of the Tax Department at the Estonian Tax and Customs Board (ETCB), October, 2017 仮想住民は課税対象ではありません 私たちが税金の仕組みで改善しようとしていること 納税義務を理解…

ブロックチェーンが生み出す「ネットワーク効果」と「相乗効果」の解説

ブロックチェーンの可能性については色々と議論されています。しかし、多くの人のイメージはビットコインを実現した技術の一つくらいの認識なのではないでしょうか?同じように「ネットワーク効果」もなんとなくしか理解できていない言葉の一つのような気が…

イギリス政府がUX改善のために行った大規模コンテンツ監査

原文:"Transforming transport content: the journey so far" by John Turnbull, Government Digital Service (GDS), October 12, 2017 この記事は英国政府の政府デジタルサービス(Government Digital Service、GDS)がコンテンツ監査やタクソノミー(分類…

ルイス・フォン・アンが語るEdTech、人工知能、CEOとしての成長

ルイス・フォン・アンはCAPCHAの開発者であり、20代の時に二つのスタートアップを立ち上げGoogleに売却しています。いまは外国語を学ぶプラットフォームのDuolingoの創立者でCEOです。Duolingoも成功していて、すでに世界中で約1億2000万人が登録していて、1…

エストニア政府の人工知能(AI)についての考え方

原文:"A conversation with Marten Kaevats on e-governance and Artificial Intelligence" エストニアでは人工知能(AI)に関するパブリックな公開議論がはじまっています。 その背景として昨年11月に召集されたクルマの自動運転のプロジェクトチームがあ…

ティム・オライリーが語るプラットフォームの未来

ティム・オライリーは技術系の人なら必ず一冊は持っているオライリーメディアの創始者で、現在でもその発言は大きな影響力を持っています。彼が新しい本『WTF!』を発売するのに合わせてa16z*1のポッドキャストでベネディクト・エヴァンスと対談をしていまし…

世界で最も進んでいるイギリス政府のデジタル変革全容:2017年度版 "Government Transformation Strategy"

原文:Government Transformation Strategy The Government Transformation Strategy 2017 to 2020 The Government Transformation Strategy 2017 to 2020 大臣による序文 イントロダクション ビジョンと目的 ビジョン 目的 ビジネス変革 2020年までに何をす…

大規模デザインシステムを作る:いかにしてアメリカ連邦政府のデザインシステムを作り上げたか

現在、ほぼ30,000の米国連邦政府のウェブサイトがありますが、それらウェブサイトの間に一貫性はほとんどありません。テクノロジーの分野で働く数十万人の政府機関の職員がいますが、彼らの携わるウェブサイトの構築や管理方法に共通点はありません。 その結…