サービスデザインが簡単にできてしまうツール、サービスジオラマについてここで書くのはずいぶんご無沙汰なんですが、とても活発に活動していますよ!アムステルダムではすでに二回のワークショップをして、講演もやらさせていただきました。
今月にはまたアムステルダムでワークショップを開催します。来月にはロンドンでもワークショップを開催するかもです。おかげさまでヨーロッパでは徐々に広まりつつあります。
サービスジオラマのおさらい
特徴
- カード型サービスデザインツール
- 三種類のカードを使って色や線でサービスのモデルを見える化する
- 無料でダウンロードしてプリントして使える(メールアドレスとかも必要ないよ!)
- 簡単だからペルソナとかカスタマージャーニーマップで挫折した人でも大丈夫!
できること(初級編)
- 役割によって考え方や見方が違うことが理解出来る(デザイナーと開発、営業とマーケティング、顧客とコールセンターとか)
- ゴールやプロセスが可視化できる(新入社員に心地よく組織に溶け込んでもらうにはどうしたらいい?ユーザー体験を向上させるためにアジャイル開発手法とUXをどうやって両立させる?)
- 一人一人が考えるチームのコラボレーションや作業プロセスを見える化できる(私はこう!僕はこう!みんなはこうやると思ってたけど?とか意外とバラバラなんですよ)
できること(上級編)
ユーザーフィードバック
いい点
- 視覚的にサービスのマップを作れるので誰でも参加しやすい
- 単純なコンセプトなので一回やれば誰でもできるようになる
- ちょうどトランプ一組くらいの大きさなので持ち歩きができてクライアント先で使いたいときに使える
改善点
- プリントするのが面倒
ワークショップを体験した人は概ね仕事でも使ってくれているようです。プリントをするのが面倒というフィードバックがあるので、ワークショップに参加してくれた人たちにはプリントしたものをプレゼントしています。
クリエイティブ・コモンズのライセンスで提供しているので、Kickstarterとかクラウドファンディングで作ってくれてもいいんですよ!すでにCC0で公開している関係上、おカネよこせとか言いませんから!
日本でサービスジオラマの活動をリードしてくれる方を大募集!
サービスジオラマ自体はクリエイティブ・コモンズでオープンソースですのでボクに遠慮せず断りもなく好き勝手にやっていただいて構いません。ボクとしてはこれを使ってサービスデザインが簡単になって、イライラするようなイケてないサービスが減ってより良い世の中になればそれでいいのです。生みの親としてのボクの仕事は終わったので、世界各国で育ての親が出てくるといいなと。
サービスジオラマを日本で普及してくださる方がいらっしゃいましたらお声がけください。できる限りのサポートをさせていただきます。ご連絡はTwitterのDMで!