カタパルトスープレックス

興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

暗号化通貨のロマンであるDeFi(ディファイ)を理解する「なんでディファイ?」

何がビットコインやブロックチェーンをここまで盛り上げてきたのか?それは、ロマンだと思うんですよね。暗号化通貨のロマンは二つあります。まず、お金持ちになりたいロマン。そして、自由になりたいロマン。そのロマンにみんな集まってきました。 しかし、…

書評|映画監督ケヴィン・スミスの自宅からの実況中継|"Tough Sh*t" by Kevin Smith

ボクがインディー映画を好きになったのは80年代からで『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』とか『ニュー・シネマ・パラダイス』とか『八月の鯨』とかを岩波ホールとかミニシアターで観ていました。しかし、インディー系の映画が本当に市民権を得たのは90年代か…

書評|アメリカ新自由主義の象徴であるコーク兄弟はいかに富を築いたか?|"Kochland" by Christopher Leonard

アメリカのお金持ちといえばビル・ゲイツやウォーレン・バフェット、最近だとアマゾンのジェフ・ベゾスを思い浮かべる人が多いと思います。チャールズ・コークとデイビット・コークのコーク兄弟を思い浮かべる人は少ない(世界長者番付でそれぞれ八位と九位…

書評|失敗を予測するフレームワークとは|"Meltdown" by Chris Clearfield

日本には『失敗の本質』という素晴らしい失敗学の書籍があるにも関わらず、同じ過ちを繰り返してしまう性質があります。「うん、そうなんだよ。そうそう、それが悪いんだ」と病気の症状がわかっていても、具体的な解決方法というか、処方箋がないからなんで…

フェイクの時代

昔からプロパガンダや情報操作はありました。戦時中の大本営発表とかね。インターネットは情報をオープンにすることで、透明性の高い公平な世の中がやってくると期待されていました。昔はマスメディアしか情報を得ることができませんでした。雑誌や新聞やテ…

書評|ハマるしかけの次は、ハマらない時間管理|"Indistractable" by Nir Eyal

集中したい、でも集中できない。悩みは古今東西同じです。特に最近は「アテンションエコノミー」などと言われるように、人の注意力を引きつけることがビジネスにとっても重要になってきているため、あの手この手で誘惑してきます。人の注意を引きつけて虜に…

書評|人工知能はパロディではなくオリジナルを作れるか?|"The Creativity Code" by Marcus du Sautoy

前回紹介した"Possible Minds"では「人工知能は人間の知能を超えるのか?(技術的にはAGIまたは強いAI)」を様々な観点から考察していました。インテリジェンス(知能)とはどういうことなのか?具体的にどのような状態になればシンギュラリティに到達したと…

書評|知的好奇心を刺激する触媒としての人工知能|"Possible Minds" by John Brockman

宇宙旅行に空飛ぶ自動車。昔から未来予想は夢がありますが、実現するかどうかはわかりません。ある種の思考実験ですよね。人口知能がどこまで人間に近づくのか、人間を超える存在になるのか。人工知能に関する議論も同じです。昔の少年雑誌の未来予想と現在…