Global Service Jamというサービスのハッカソンに参加してきましたよ!
Global Service Jamとは
サービスのハッカソンを世界各国で同時に行うイベントです。多くのグローバルなハッカソンが地方予選から始まって世界大会に勝ち進んでいく形式ですが、Global Service Jamは特に世界大会はないです。ただ、Jamという名前が付いているように世界各地とSkypeやTwitterで繋がったりして、そのリアルタイム感がなかなか楽しいです。
サービスをデザインするってどういうことよ?
昔はプロダクトデザインとサービスデザインって全く別物だったんですよ。プロダクトにはちゃんと形があったし、プログラムでも画面があった。サービスはサービスで完結していた。たとえばホテルとかタクシーとか、コールセンターとかね。サービスブループリントみたいな手法はサービスデザインならでわですよね!
でも、今はプロダクトとサービスの垣根ってどんどんなくなってきてますよね!たとえば、Uberってアプリとしてはプロダクトだけど、人をある場所から別の場所へ運ぶという意味ではサービスなわけですよ。
サービスデザインはヨーロッパが本場なのでさすがにヨーロッパからの参加が多いですね!ヨーロッパではサービスデザイナーという職種も存在しているし、サービスデザインコンサルティングをする会社もあります。ちなみにイギリスのLiveworkが最初のサービスデザイン会社と言われています。
で、何やるの?
グローバルテーマが世界で一斉に公開されます。今回は「水滴が落ちる」っぽい音でした。それが水滴の音なのかも実はわかりません。とにかくそれっぽい音です。Global Service Jamの特徴は非常に抽象的なテーマを扱うことですかね。サービスの世界ってとても抽象的な問題を解決しなければいけなかったりするわけで、そういう力量を問われるわけです。
サービスデザインの手法を使って 1) 課題を見つけて、2) 掘り下げて、3) プロトタイプを作ってテストを繰り返していきます。つまり他のハッカソンとたいして変わりません!ただ、ハッカソンの場合はリーンスタートアップ的な手法を使うことが多いですが、Service Jamの場合はデザイン的な手法なのでお作法がちょっと違ったりはしますけどね!デザインとリーンスタートアップの違いについてはまた別に書こうかと思ってますよ!
アムステルダムのService Jam
オランダからは今回はアムステルダム、ロッテルダム、デン・ハーグの三都市が参加しました。ボクはアムステルダムからの参加です!
たまに他の都市とスカイプで繋がってみたりしてお互いやっていることを共有するのがなかなか楽しかったです。最初につながったのがワシントンDC。
Amsterdam Service Jam, connecting with Washington DC #GSJam pic.twitter.com/77RZr1Rmxh
— Kazuya Nakamura (@kzynakamura) February 27, 2016
ロッテルダムとは二日目にプロトタイプのシェアリングセッションをしましたよ!テーマが非常に曖昧なので、そこから生まれてくる発想もかなり違ってきます。
Amsterdam and Rotterdam jamming together #GSJam pic.twitter.com/6QlNNFQx3V
— Kazuya Nakamura (@kzynakamura) February 27, 2016
ボク達のチームもこんな感じでストーリーボードを作ってどんな場面でどんなサービスになるのかを確認しましたよ。
Out first prototype #GSJam pic.twitter.com/pOvyRKZDup
— Kazuya Nakamura (@kzynakamura) February 27, 2016
結果的にはボク達のチームは優勝できませんでしたが、とても楽しい三日間でした!日本からの参加都市は今回はなかったので、次回は誰か手を挙げてみてはいかがでしょうか!