カタパルトスープレックス

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2018年焼酎ベスト5杯|ベスト・オブ・2018

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今回のテーマは藤田純『ファイナル焼酎』です。

ボクの場合はお酒の好みがはっきりしています。よく飲むのはクラフトビール(ラガービールは苦手)、ジン、テキーラ、ラムベースのトールカクテル(ショートカクテルは苦手だし、ウィスキーも得意じゃない)。そして焼酎なら芋焼酎です。麦も黒糖も嫌いではないですが、飲むなら芋です。そして、芋っぽいクラシックなものより、フローラルでモダンな芋焼酎がこのみです。

ここではフローラル系とかシトラス系とか表現していますが、花やかんきつ類が添加されているわけではありません。芋と麹の組み合わせだけで香りが変わってくるのです。鹿児島が伝統的なしっかりとした芋焼酎を造るのに対して、宮崎はすっきりとしたモダンな芋焼酎を造る傾向にあります。ボクは鹿児島のクラシックモダンな芋焼酎が好きな傾向が強いようです。こればかりは人それぞれなので、自分の好みを見つけていくしかありません。

安田(国分酒造)

この芋焼酎はバラの香りが口の中にパーッと広がります。ボクは『安田』以上にフローラルな焼酎を知りません。すごい焼酎です。芋は蔓無源氏(つるなしげんじ)。100年前の芋を執念で復活させました。国分酒造では蔓無源氏を原材料に使った『蔓無源氏』という焼酎もあります。『蔓無源氏』はほか多くのの焼酎と同様に米麹ですが、『安田』は全芋、つまり芋麹を使います。その分、『蔓無源氏』よりも個性が前面に出てきています。冬にしか飲めないので見つけたら必ず飲みましょう。

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橙華(大石酒造)

『橙華』の名前にふさわしく、橙(だいだい)の華やかな香りが口の中に広がります。シトラス系の芋焼酎は多いのですが、『橙華』はその中でも特にシトラスが強い印象です。ベータカロチンを多く含むハマコマチを原材料として使っています。通称「人参芋」ともいわれるだいだい色の芋です。あ、だから『橙華』なのか。

なかむら(中村酒造場)

迷ったときには『なかむら』です。そもそも芋焼酎が好きになったきっかけが『なかむら』でした。自分と同じ名前だから。そして、「あ、おいしいな」と思ったんですよね。自分にとってのスタンダード(基準)な焼酎があるしあわせ。あとで同じ中村酒造場の『玉露』や『上野原』も飲みましたが、やはりおいしかった。刷り込み効果ってすごいですね。

謳歌(黒木本店)

ここでようやく宮崎焼酎の登場。黒木本店はプレミアム麦焼酎の『百年の孤独』で有名ですね。なかなかおしゃれな焼酎を作るところで、『球』なんてパッケージングも含めてワインのような焼酎です。『謳歌(おうか)』はタマアカネを原材料として黒麹を使っています。黒木本店はもともとシトラス系が強いのですが、『謳歌』はその中でも際立ってシトラス感が強くて、ボク好みです。

お茶娘(大海酒造)

最後は宮崎紅を使った『杜氏潤平(とじじゅんぺい)』にするか悩んだのですが、チャレンジ精神を買って『お茶娘』です。夏にしか飲めないので、見つけたら飲みましょう。『くじら』で有名な大海酒造が造ってます。鹿児島でも有数の酒造ですね。ラベルがなんともダサくて、絶対にジャケ買いしないタイプの焼酎なのですが、ものすごくおいしいです。鹿児島は焼酎だけでなく、お茶の産地としても有名なのだそうです。それを組み合わせたら(意外と)おいしかった。どれくらいおいしかったかといえば、ほかの酒蔵もびっくりしてマネするくらいおいしかった。焼酎もジンのようにボタニカルを使った造り方も増えてくるかもしれませんね。

 

今年のカタパルトスープレックス はこれが仕事納めです。皆様よいお年を!また来年会いましょう!