セリーヌ・ソン監督の人間ドラマ『パスト ライブス/再会』の映画評です。一般的な評価は高いですが、ボクには刺さりませんでした。
ソウルに暮らす小学生のノラとヘソンはいつも一緒でお互い気になっていた。しかしノラは両親の仕事でアメリカに移住。大人になって、二人は再び出会うのだが……という話です。
本作のテーマは因縁というか8000層を重ねた繋がりというか、なんとなくそういうことなんだろうと受け取りました。でも、そういうのって本人同士しか分からないだろうと思うし、それを他人がスクリーン越しで観てもなかなか共感するのは難しい。
すっごい正直な感想を言ってしまえば、「なんて女々しい男たちだろう!」となってしまう。夫もグジグジ泣き言言ってないで、堂々としてろよと思う。幼馴染の男も(おそらくうまくいってない時期)にむかし好きだった女に救済求めてんじゃねーよと思う。もっと今と向き合え!と思う。
まあ、そこは人それぞれ。そういう人もいるのだとは思うし、そこは尊重する。でも、そういう感覚的に合わない恋愛映画を観るのってまあまあツラい。