カタパルトスープレックス

興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

映画評|『私がやりました』フランソワ・オゾン監督(2023年)

フランソワ・オゾン監督によるキュートなクライムコメディーです。

ある殺人事件が起きる。容疑者として浮かび上がってきたのが売れない女優マドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)、その弁護を引き受けるのが同居人のポーリーヌ(レベッカ・マルデール)。二人はこの事件をきっかけに成功を手に入れるのですが……という話です。

まず、登場人物がとてもかわいらしい。みんな成功したくて必死なんだけど、本当の意味での悪人はいない。悪い人たちじゃないので、「三方よし」にしたいんだけどどうやって収めるか。

基本的にボクはほのぼのしたハートフルな作品は苦手なんですが、本作は少し毒気があって、そこが良かったです。そこまで強い印象に残る作品ではなかったですが。

私がやりました(字幕版)

私がやりました(字幕版)

  • ナディア・テレスキウィッツ
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