アルベルト・バスケス監督によるスペインの反戦アニメな創世記『ユニコーン・ウォーズ』の映画評です。『スポンジ・ボブ』とか『ハッピーツリーフレンズ』とか『パワーパフガールズ』のような可愛さと辛辣さが同居した作風。ちょっとだけジブリのオマージュ入り。
なんか、それで言い尽くした感じ。内容は非常に薄い。
魔法の森に住むテディベアとユニコーンは、先祖代々にわたって戦いを続けてきた。テディベア軍のアスリンと双子の兄ゴルディは行方不明の部隊の捜索のため森へ向かうが、発見された隊員たちは無残な姿に。ユニコーンが住む場所まで進んでいくのだが……という話です。
テーマは「宗教と戦争」なんでしょうね。
本作が影響を受けたであろうアメリカのアニメって過激さを突き詰めてしまった感があるんですよ。『シンプソンズ』から『ビーバス・アンド・バットヘッド』からの『サウスパーク』、キモ可愛いけど過激な系譜。そこを超えていない。
新しさといえば『地獄の黙示録』とか『プラトゥーン』とか戦争映画の系譜も意識したところですかね。めっちゃカートゥーンネットワークのアニメが好きな人にはおすすめだけど、それ以外の人はスルーでいいかと。