カタパルトスープレックス

興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

映画評|『ビヨンド・ユートピア 脱北』マドレーヌ・ギャヴィン監督(2023年)

北朝鮮から脱北する家族に密着して追うドキュメンタリー作品『ビヨンド・ユートピア 脱北』の映画評です。とはいえ、語れることはあまり多くない。北朝鮮から中国、ベトナム、ラオスを抜けてタイまで。北朝鮮から韓国に行くのにぐるっと回らなければいけない。グルっと回るにしても共産圏は北朝鮮の影響が強いので、全く気が抜けない。

まず一言、すごいな。脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の熱意がすごいし、1万2000キロの工程をおばあちゃんや小さな子供づれで警察の監視の目を潜って踏破する脱北者もすごい。北朝鮮での生活の過酷さは断片的にしか分からないけど、そこまでしなければいけないくらい過酷なんだろうと想像する。