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コインベースが作るオープンな金融システムは集約型か分散型か?

原文:"Is Coinbase creating a centralized or decentralized financial system?" by Brian Armstrong

 最近、ひとりの社員から私たちのような集約管理型の企業がどのようにオープンな金融システムを作るのか質問がありました。

 これはとてもいい質問で、私はこう答えました。

人々は以下の二つ両方が必要となる:

  1. 暗号化通貨の入手(これは集約管理される傾向にある)
  2. 暗号化通貨の利用(これは分散管理される傾向にある)

 コインベースはこの両方をカバーする商品を提供していて、最初の段階(暗号化通貨の入手)は次の段階が起きることを可能にします。

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 暗号化通貨はいくつかの段階を経て一般に浸透していきます。

 投資段階では暗号化通貨の価格情報を期待してそれでお金を儲けようとします。現在の活動の90%はこの分野で、中央集約化された取引所で行われています。

 利用段階では暗号化通貨はdapps(分散アプリ)などを通じて実際の商品やサービスの対価として支払うことに使われます。現在の活動の10%はこの分野で、主にウォレットなどで分散化(ユーザー管理)された方法で行われています。

 別の言い方をすれば、投資段階で十分な人を引き付けることによって利用段階が活性化することになります。ツールのために来て、ネットワークのために居続ける(Come for the tool, stay for the network)戦略*1です。

 法定通貨*2と暗号化通貨の交換は集約的になります。これは伝統的な金融システムと取引をする必要があるためです。例えばCoinbaseGDAXはあなたの銀行とつながることによって暗号化通貨を買いやすくしています。つまり銀行や監督省庁と緊密に連携して最も準拠したシステムを作っています。これを実現するにはそれぞれの国の「実世界」とやり取りをする必要があります。

 暗号化通貨同士のウォレットはそれと比較すればもっと分散化されています。ユーザーが自分の資産を管理します。例えば、ToshiCoinbase Commerceではユーザーがウォレットを管理することができます。

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 上記のテーブルにそれをまとめましたが、例外もあります。例えば、分散化取引所や中央集約型のウォレットは(現時点では広く普及していないものの)それぞれ特有のメリットがあります。

 ポイントとしてはオープンな金融システムには中央集約型と分散型の商品があるということです。例えればインターネットサービスプロバイダー(中央集約)とブラウザー(分散)の関係にも似ています。インターネットのエコシステムには両方必要です。一方が他方より優れているという考え方は誤った二分法です。両方必要だからです。

 Coinbaseはオープンな金融システムを促進するために集約型と分散型の両方の商品を提供し続けます。

訳者からの解説

 暗号化通貨(仮想通貨)が一部の投資愛好家のためのニッチな分野で終わるのか、それとも広く一般的に利用されていくのか。日本ではコインチェックの事件で市場は冷水を浴びた状態になっていますが、ここからどう立ち上がっていくのか注目していきたいと思います。

なかむらかずや

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*1:ネットワークを1から作り上げる戦略の一つ。シングルプレーヤーモードのツールで人を集めてネットワークを形成するやり方

*2:日本円やアメリカドル - 暗号化通貨の用語ではFiatという