カタパルトスープレックス

興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

海外起業に便利そうな公証人アプリ

多分、多くの日本人にとって公証人役場ってピンとこないんじゃないでしょうか?英語だとNotary Publicと言います。海外で会社を設立する場合、このNotary Publicのお世話になることが多くなりますので、ちゃんと覚えておいたほうがいいですよ!

例えばなんですが、シンガポールで会社を設立する場合、本人確認のためにパスポートのコピーが必要になります。パスポートなんてちゃんと公式な書類なわけで、さらにこれを公証人役場でNotariseしなければいけないなんて思わないですよね?でも、ダメなケースがあるんです。

本人が登記を行うCompany Secretaryにパスポートを持参して、そこでCompany Secretaryにコピーを取ってもらった場合はNotarisationの必要はありません。ただし、起業家本人はまだ日本にいて、シンガポールのCompany Secretaryに会社の登記を依頼するとします。その場合、パスポートのコピーは日本で本人が取ることになるのですが、Company SecretaryはそれがTrue Copyであることをシンガポールの法律により確認しなければいけない義務を負っています。そこで、日本の公証人にNotarisationをしてもらわないといけなくなるわけです。

これはオランダでも同様で、いろんな場面で書類のNotarisationやLegalizationが必要になります。例えば、海外の弁護士事務所に手続きを依頼するための書類であるPower of AttoneyなんてバッチリNotarisationが必要です!

ちなみにLegalizationというのは日本の戸籍抄本とかでお役所にやってもらう手続きですね。これは戸籍抄本の英訳はオランダではBirth Certificateとして必要になりますが、まず自分で英訳して、それを日本大使館で認証してもらい、シンガポール外務省で認証してもらい、オランダ大使館で認証してもらってやっと完了!マジで参りましたよ!

自分で英訳できるかどうかは大使館によって対応が違います。シンガポールの日本大使館はOK。ベルギーのシンガポール大使館はダメでした。シンガポールで使う書類の場合だとSworn Translator(公証翻訳)に依頼しないとダメです。それからしかるべき省庁と書類を使う国の大使館で認証してもらうって感じです。

ちくしょう!めんどくせえなあ!と日本人的には思ってしまうのですが、これはそれぞれの国の法律で決められている事なので守らないといけません。でも、こういうめんどくさい事を簡単にするのがスタートアップの役目ですよね。そうです。公証人サービスを簡単にしてくれるアプリが登場しました!やったー!

下がその紹介ビデオとなります。


Notarize!

ボクはまだ使った事がないのですが海外で起業するにはお世話になりそうなサービスですので、機会があったら使ってみてレポートしてくださいね!

リンク:

Nortarize