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興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

映画評|『ARGYLLE/アーガイル』マシュー・ヴォーン監督(2024年)

マシュー・ヴォーン監督の新しいスパイ・アクション・コメディ作品『ARGYLLE/アーガイル』の映画評です。興行的にはコケて、あまり評判も良くないですが、ボクは大好き。

エリー・コーンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)はウェイトレスをしながら執筆活動を続けて『アーガイル』というスパイ小説シリーズが人気になる。その第5巻の執筆中に本物のスパイの事件に巻き込まれるのだが……という話です。ストーリーに様々な伏線が散りばめられていて、それをきっちり回収するのがまずは見事。前半はサスペンスで後半がアクション中心となっている構成もよい。


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キャラクター造形はブライス・ダラス・ハワード演じるエリーが中心になっていますが、色んなことが分かってくると演技も変化が出てくる。この変化の過程の演技がとてもうまいと思いました。

マシュー・ヴォーン監督は『キック・アス』でも「キングスマン」シリーズでもそうですが、アクション・コメディがとてもうまいですね。アクションは工夫があってスタイリッシュだし、コメディとしてもクスッと笑えるくすぐりがセンスよい。大爆笑ってほどではないのだけれど。

ぜひシリーズ化してほしい……けど無理かなあ。

アーガイル

アーガイル

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