I don't give a fuckというのは「そんなクソみたいなこと気にしねーよ」という意味です。 The Subtle Art of Not Giving a Fuckとは「クソみたいなことを気にしなくなるような小ワザ」という意味ですね。
クソは必ず道に落ちている。どのクソを気にして、どのクソを気にしないのかをきちんと選ぶこと。クソを選ぶことが大事なのだそうです。そういう意味ではベストセラーとなった"The Subtle Art of Not Giving a F*ck"の翻訳タイトル『その「決断」がすべてを解決する』は内容的には間違っていません。
The Subtle Art of Not Giving a F*ck: A Counterintuitive Approach to Living a Good Life
- 作者: Mark Manson
- 出版社/メーカー: Harper
- 発売日: 2016/09/13
- メディア: ハードカバー
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クソなことを気にせずもっと気楽にいこうぜ
著者マーク・マンソンは「クソみたいなことは気にするな」と言います。日本だと「スルー力」と言いますが、これに近いと思います。
例えばなんですが、海外と比べると日本はマナー広告がたくさんあると感じました。もちろん、他人に対する気遣いは大事です。ただ、それも限度があると思うんですよね。日本のマナー広告の場合のメッセージは要約すれば「もっとオレ(ワタシ)に気を使えよ、他人!」ということなんだと思います。
マナーは大事かもしれないけど、もっと大事なことがあるよね。他人でストレス抱えずに気楽にいこうぜ。同じ交通広告でいえば「お先へどうぞ、ありがとう」ですね。他人に変化を求めてギスギスするのではなく、自分がゆとりを持った方がいい。
それがこの本のメッセージです。
まったく無関心でいればいいのか?
全て対して無関心でいることではない。全てに対して無関心な人はサイコパスといいます。人が持てる関心は有限です。限りがあります。関心は無限にありません。
なぜクソみたいなことを気にしないことが大切なのか?それはもっと気にしなければいけない大事なことがあるからです。
何が大事なのかは個々人に依存しますが、クレーマーになったりストーカーになったりイジメをしたりするのはクソなことです。そんなストレスを抱えるようなクソなことはやめてしまいましょう。もっと大事なことに関心をもちましょう。
この本はどんな人にオススメか?
日々ストレスを感じている人は読んでみてもいいかもしれません。自分にとって何が大事で、何が大事ではないのか。そんなことを考えるきっかけになるかもしれません。