フィンランドのアクション映画『SISU/シス 不死身の男』の映画評です。しかし、なんといっても犬のウッコです。かわいい犬を見るために本作を観てもいいくらい、ウッコはかわいい。シッスのイッヌのウッコ。これだけ覚えておいてください。
この犬のウッコ、主人公アアタミを演じた俳優ヨルマ・トンミラが実際に飼っている愛犬なのだそう。道理で迫真の演技です。ベドリントン・テリアという犬種なんですって。
舞台は第二次世界大戦終盤でナチスの撤退戦が行われているフィンランド。金の掘削者のおっさんアタタミがめっち伝説の兵士で、ナチスがおっさんの掘り当てた金を狙う話です。
たった一人のおっさんが撤退戦とはいえナチスの舞台と渡り合う。あきらめない。SISUとはフィンランド語ですべての希望が失われたときに現れる不屈の精神だそうです。火事場の馬鹿力らみたいなものか。