海外のカンファレンスやイベントではその内容をスケッチとらえて参加者に共有する人たちがいることが多いです。グラフィックレコーディングとかスケッチノートとよばれていますよね!個人的な記録としてスケッチノートを実践する人もいますし、主催者からスポンサーされて公式なスケッチノートを提供するプロフェッショナルもいます。
バーニー・クゥアさんはアジアで最も有名なスケッチノートの実践者のひとりでSketchpostを創業した起業家です。ボクも最初にスケッチノートを知ったのはシンガポールでのイベントで彼女のスケッチノートでした。リアルタイムでカンファレンスの内容をスケッチしていく様子に「スゲー!」と感動しましたよ!
今回はそんな彼女がカタパルト式スープレックスのインタビューに応えてくれました。
まず簡単にスケッチノートについて教えていただけますか?
グラフィックの持つ力ってすごく大きいですよね。写真やビデオ、インフォグラフィックとかテキストだけでは伝えきれないものがある。スケッチノートはグラフィックとテキストを楽しく組み合わせてイベントに参加した人との繋がりを強めてくれるものです。アイデアがさらに心に残るようになります。
スケッチノートは完全なサマリーじゃないし、それ自身で全てを語る情報デザインでもないです。そのセッションに参加した人たちがそれを使ってさらに深くないように入り込むような議論ができる素材といったほうがいいかもしれません。
シンガポールのイベントでバーニーさんのスケッチノートに感銘を受けてボクもスケッチノートをはじめたんですよ!素人なんでレベルは全然違いますけど!バーニーさんはどういうきっかけでSketchpostを起業したんですか?
新しい可能性に向けてのインスピレーションを他の人に分けられるってすばらしいです。私自身もヨーロッパやアメリカのスケッチノートをオンラインでみてはじめてみようと思いました。
子供の頃から自然とイラストを描くことに親しんでいたんですよ。カンファレンスに参加してスピーチや議論をスケッチしていたんです。キーポイントや面白いと感じた言葉を絵で表すんです。そうしてとっていたノートを主催者やスピーカーの方々が気に入ってくれたんです。個人的な趣味としてやっていたんですが、数年後に職業的にやっていける自信がついたのでスケッチポストを起業しました。
ボク自身は最初はマイク・ローデさんの"Sketchnotes Handbook"を教科書にしてました。スケッチノートをはじめるにあったってどういう教材がいいですか?
そうですね。"Sketchnotes Handbook"はとてもはじめやすいですよね。あとYouTubeにもたくさん参考になるのビデオがありますので、それをみながら練習するといいですよ。

The Sketchnote Handbook: the illustrated guide to visual note taking
- 作者: Mike Rohde
- 出版社/メーカー: Peachpit Press
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: ペーパーバック
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ボクはアウトラインにはシャーピーペン、カラーはコピックのスケッチマーカーを使っています。バーニーさんは何を使っていますか?
私たちは詰め替えができるノイラントのマーカーとアートライン、あとはブラシペンマーカーですね。あと、デジタルのスケッチノートではiPadかWacomのタブレットを使ってます。使っているのはアドビのPhotoshop SketchとIllustrator Drawです。PhotoshopとIllustratorのアプリ版ですね。
バーニーさんとその仲間のSketchpostの情報
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