よくある質問:どうしてそんなに時間があるの?
ボクは多くのこれを読んでいる皆さんと同様に普段は仕事をしています。その上で、このブログを書いたり、本を読んだり(だから週一ペースで書評の記事が書ける)、四川風のスパイスカレーを作ったり、オリジナルのクラフトドリンクを作っています。もちろん、音楽も聴きますし、映画だって観ます。友達と美味しいものを食べ歩いたりだってします。その分、ソーシャルメディアはほとんどやらなくなりました。
それでも、リアルの知り合いには「どうしてそんなに時間があるの?」と聞かれます。
簡単な答えは情報収集が効率的ということになるでしょう。通勤途中にオーディオブックで本を「読む」し、Feedlyでタイトルだけ読んで、気になる記事だけをPocketで取捨選択して読む。週末にカレーを作りながらSpotifyで音楽を聴く:土曜日に新曲がアップされることが多いので土曜日にまとめて聴いて、気に入った曲をプレイリストにまとめておく。
文字と画像と音、視覚と聴覚
大きな流れは視覚や聴覚で捉えるというのもボクの特徴かもしれません。視覚ならYouTubeやNetflixですし、聴覚ならオーディオブックやポッドキャスト。文字で読むよりも映像で見たほうが、音で聞いた方が大枠での理解できる速度が早い気がします。
そんなわけで、効率的に情報収拾をする入り口としてのYouTubeとNetflixの番組情報をまとめてみました。
Techquickie
Linus Tech Tipsで大人気の技術系オタクYouTuberのリーナス・セバスチャンなどによる技術解説。彼のTwitterのヘッダー画像が『天元突破グレンラガン』のヨーコなのが素敵です。Linus Tech Tipsはコンピューター部品のレビューが中心ですが、Techquickieは飛行機でWiFiが使える理由などのもう少し概念的な技術解説になっています。
Tested
特殊効果アーティストのアダム・サヴェッジによるYouTube番組。様々な映画でモデルメーカーとしても活躍してきた彼がモデル作りを解説してくれています。例えば『となりのトトロ』のトトロを作ってくれたりしています。
Startup eXpress
チャーリーさんの『ビジネスモデル2.0』は多くのスタートアップのビジネスモデルを図解で解説している素晴らしい書籍です(みなさん買いましょう)。Startup eXpressはスタートアップのビジネスモデルをビデオで解説しています。チャーリーさんの『ビジネスモデル2.0』は逆説や八方よしなど独自のフレームワークを使っていて(それが素晴らしいのですが)、Startup eXpressはビジネスモデルキャンバスという汎用的なフレームワークで解説しているのが特徴です。
The Modern Rogue
カッコいい悪いおとなのためのYouTuberです。Rogueというのは悪漢という意味なんですが、「悪いおとな」ですね。Modern Rogueとは「いまどきの悪いおとな」ということでしょう。遊び心を忘れずに大人の嗜みを学んでいく感じ。ウィスキーの飲み方やステーキの焼き方など。
Pitchfork Over / Under
この番組はカタパルトスープレックスの趣旨からは少し外れるかもしれませんが、大好きなので。Pitchforkはイギリスの音楽メディアです。その中でOver Under(過大評価/過小評価)というシリーズが大好きで欠かさずみています。アーティストがランダムなトピックに対して「過大評価されている」か「過小評価されているか」決めていきます。Flying LotusとThundercatが「Kenny Gは過大評価されている?過小評価されている?」という質問に...
世界の今をダイジェスト(オリジナルタイトル:Explained)
Vox Mediaによるドキュメンタリーシリーズ。簡単にいえばテレビ版のVox。スタートアップ的な暗号化通貨のようなトピックだけではなく、Kポップの世界とかミレニアムのカルチャーを掘り下げています。
世界の"バズる"情報局(オリジナルタイトル:Follow This)
こちらはBuzzfeedによるドキュメンタリーシリーズ。簡単にいえばテレビ版のBuzzfeed。一つのトピックを取材する様子を追いかけることで、そのトピックについて文字だけではわからない映像のコンテキストで深みを与えています。日本だとオンラインとテレビのメディアミックスといえばAbemaTVですが、海外ではNetflixなんですね。
リキッド・サイエンス 変わりゆく科学と未来(オリジナルタイトル:Liquid Science)
ウータン・クランのGZAがホストをしている科学番組。環境や音楽や命といったテーマに関する科学を一つづつ取り上げていきます。まず、GZAがホストだというのがビックリだったのですが、彼は学校をドロップアウトしたものの科学にはずっと興味を持ち続けていたんですね。そして、ハーバード大学で講義を行ったり、コロンビア大学で科学普及のプロジェクトに参加したりしている。つまり、この番組も付け焼き刃の人寄せパンダではないということです。
世界の"現実"旅行(オリジナルタイトル:Dark Tourist)
ボクは『クレイジージャーニー』が大好きです。『世界の"現実"旅行』は簡単に言えばNetflix版の『クレイジージャーニー』です。あまり人が行かないようなところを観光するのをダークツアーというそうですが、これはダークツアーの紹介番組。
まあ、ボクの場合は英語と中国語ができるというUnfair Advantageがあることは認めつつ、その習得に他の人より多くの時間をかけているわけですから、その投資を今になって回収していると言えなくもないです。何が言いたいかというと、ここまで効率的にできるようになるにはそれなりの積み上げも必要なんですよということ。努力せずに簡単に、なんてないかなと。