カタパルトスープレックス

興味がない人は無理して読まなくていいんだぜ。

起業

蘇りつつあるシャオミー(小米)から学ぶ「モノづくり」から「コトづくり」への変革

日本は製造業が強く、「モノづくり」が得意でした。これが過去形になってしまうのはアメリカ(アップルなど)や台湾(シャープを買収したホンハイなど)、韓国(サムソンなど)が日本の製造業を追い越してしまったからです。おそらく作るモノの品質自体はま…

Tik Tokのトウティアオ(头条)から学ぶ中国コンテンツビジネス

アメリカの影響力のある大手テクノロジー会社をまとめてGAFA (Google/Apple/Facebook/Amazon)と言います。ドットコムバブルを生き残ってプラットフォーマーとなった世代ですね。これに続くのがリーマンショック以降に生まれたUber、Airbnb、WeWorkなどの…

Oculusから学ぶハードウェアスタートアップのはじめ方

20世紀のスタートアップ(AmazonやGoogle)と21世紀のスタートアップ(UberやAirbnb)にはいくつか違いがあります。 ドットコムバブルやリーマンショック以降の成熟(リーンスタートアップやグロースハックなどの方法論の確立) サービスのスタートアップの…

WeWorkの誕生と成長|自分がやりたいことを実現できるコミュニティーを作るということ

WeWorkは資産評価35億ドルのユニコーン企業です。彼らのビジネスはコワーキングスペース。なぜWeWorkはそれほど資産評価が高いのでしょうか?コワーキングスペースを提供する企業は山ほどありますし、WeWorkがコワーキングスペースのコンセプトを生み出した…

ジャック・マーとアリババ誕生と成長|長江のワニ

アリババ(阿里巴巴)はジャック・マーと17人の共同創業者とともに1999年に設立されました。そして当時の動画映像はかなり多く残っています。なぜかと言えば、2000年に国際マーケティング担当役員として参加して十年間アリババで働いたポーター・エリスマン…

Instagramの誕生と成長|爆速エグジットの秘密

Instagramのエグジット *1 はアメリカで八番目に早い記録になります。資金調達と同時に起業し、その七ヶ月後に製品ローンチ。起業から一年後に更に700万ドル(約7億円)の資金調達をし、その一年後にFacebookに10億ドル(約1000億円)で買収されます。ちなみ…

Spotifyの誕生と成長|二年半の赤字から音楽市場V字回復の立役者に

音楽市場は2014年まで15年続けて縮小を続けていましたが、2015年から回復して今も売上を伸ばし続けています。この音楽市場のV字回復に最大限の貢献をしているのが音楽ストリーミングで、Spotifyはその最大手です。日本の音楽市場だけ、未だに回復できていま…

世界の注目スタートアップ|2018年フード編

少し前だとフードデリバリー(Deliveroo、Dashdoor、PostmatesやUberEatsなど)やレシピ付き食材デリバリー(Blue ApronやPlatedなど)が注目されていましたが、その流行りも少し落ち着いてきた気配です。特にBlue Apronは経営的にうまくいっていないようで…

世界の注目スタートアップ|2018年トラベル編

トラベル関連のイケてるスタートアップを集めてみました。順番はアルファベット順で、オススメ順ではないです。個人的にはKIWI.COMに期待。 キャンプの食べログ(DYRT|アメリカ) イベントや会議の予約プラットフォーム(IVVY|オーストラリア) 旅のエクス…

地方 x スタートアップ 座談会‼️地方からの起業ってどうよ⁉️

「スタートアップ」と聞いてまずパッと思いつくのってテクノロジー系ですよね。今は超巨大企業のGoogleだってFacebookだって最初はスタートアップでした。でも、実際には技術とは関係ないスタートアップもたくさんあります。例えばスコットランドのクラフト…

海外の学生たちの匿名コミュニティーについてFessupに聞いてきたよ!

日本の大学生だと知り合い同士でLineのグループを作ったりしてコミュニケーションしているんじゃないでしょうか。海外でもWhatsAppを使ったりしているようですが、同じ学校の人たちと匿名でコミュニケーションしたいというニーズもあります。 そういう匿名コ…

「起業家精神」は社畜!企業はイノベーションラボで精神ではなく「手法」を取り入れよう!

今回はちょっと真面目な話なんで、そういうのが苦手な人はスルーよろしく! ウォール・ストリート・ジャーナルに『ベンチャーキャピタルはスタートアップのCEOであるべき』というコラムがあって少し考えてしまいました。これを書いたスティーブ・ブランクは…

スタートアップで起業する前に読むべき5冊

スタートアップの起業家の方々からアドバイスを求められることがあります。ボクもまだ成功していない起業家なので、アドバイスもクソもないのですが生き続けた中で学んだことは惜しげなくお伝えするようにしています。スタートアップというのは助け合いが大…

投資して欲しいならピッチしなきゃ!で、ピッチって何?

お前はいいプロダクトを二つも持っているのにピッチが絶望的に下手だ! ピッチというのは資金を調達するため起業から投資家へ行う売り込みですね。プレゼンの一種です。ただ、一般企業が行うプレゼントは違います。フォーマットがある程度決まっていて、最初…

ところでグロースハックってなんなのさ?!

グロースハックは「四の五の言わずに目指す数字を到達するために何でもやる。なんでもやれ!やり尽くせ!」という姿勢です行動あるのみ。 行動がグロースハックを語るのであるとすれば、ボクが実際にやっているハックを解説するのが一番ですよね!やったこと…

海外起業!なぜいまヨーロッパ??

シンガポールと比べてヨーロッパは日本から遠いし、これからもっと遠くなっていくのかもね!という話なんですが、なぜそれなのにボクはヨーロッパにいるんでしょうか?! ヨーロッパにあまり日本は感じないよ! シンガポールに住んでいた時、明治屋は日本食…

Kickstarterで資金調達するときに大事な三つのこと

クラウドファンディングで面白いものを作っている人を支援してその特典として製品をもらうって楽しいですよね!ボクもいろいろなキャンペーンに参加(pledge)してきましたし、これからもしていくと思います。 Kickstarterはクラウドファンディングのプラッ…

海外起業に便利そうな公証人アプリ

多分、多くの日本人にとって公証人役場ってピンとこないんじゃないでしょうか?英語だとNotary Publicと言います。海外で会社を設立する場合、このNotary Publicのお世話になることが多くなりますので、ちゃんと覚えておいたほうがいいですよ! 例えばなんで…

起業家として目指すべきもの!

とある用事でブリュッセルにあるシンガポール大使館まで行かないといけなくなりました。ブリュッセルは旅行で行ったことはあるものの、土地勘はあまりありません。しかも、シンガポール大使館は市内のちょっと外れたところにある。 それでもアムステルダムか…

厳選!海外でアプリを開発するために便利なツール16選!

起業家はいろんなツールを使ってアプリを開発します。開発ツールそのものはもちろんのこと、チームとのコミュニケーションやプロジェクト管理など様々な場面でツールのお世話になります。これだけ世の中起業家が増えたのは便利ツールがたくさん増えたからじ…

海外起業!アプリを開発しよう!(3)失敗から学ぶ ー スコープを決めなきゃね!

成功するには失敗を重ねるしかありません。しかし、先人の失敗から学ぶことによって失敗の回数を減らすことはできるかもしれませんね! ざっくりと言って製品をリリースできるスタートアップは30%くらいと言われています。ちゃんとした統計はありませんが、…

海外起業!アプリを開発しよう!(2)アウトソースで成功するには

前回は海外起業家って大変だよ!心の準備はできているかい!?というお話でした。 何を言ってやがる!そんなことで俺の(私の)心についた炎を消すことはできないぜ!という方々。わかりました。そこまで言うのならボクもこれまでの経験を共有して皆様の困難…

ボクはいかにして海外起業家になったのか?

そもそもなぜ大企業を辞めた? ボクの以前の職場はマイクロソフトなんですが、ここでは「心地よい場所に居続けてはいけない」という教えが綿々と語り継がれています。なんでマイクロソフトを辞めたかといえばその教えに素直に従ったというしかないっす。マイ…

海外起業!アプリを開発しよう!(1)海外起業家としての心得編

前回はシンガポールで起業した後、どのように人脈作りをしてネットワークを広げるかというお話でした。 とはいえ、シンガポールに来て会社まで作ってネットワークづくりに終始するわけにもいかないですよね?当然ながら価値を提供して対価をもらわないといけ…

海外で起業するには何が必要かをざっくり理解しよう!

ボクも海外起業が2件目(シンガポールとオランダ)になってそろそろ慣れてきました。むしろ、日本にちゃんと戻れるかが心配になってきましたよ! 海外で起業って具体的にどうしたらいいの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そして出来る限り…

海外起業!会社作ったらまずやること!シンガポール編

ボクはシンガポールで起業して、アプリを作って、オランダに移り住みました。多分、こういう経験をした人は少ないでしょうから少しボクの経験をシェアしてみます。これから起業を考えている人が「ああ、日本だけでなく、こういう起業のやり方もあるんだなあ…