カタパルトスープレックス

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開発

いまさら聞けない3Dプリントってなに?|プラスチックのコマ、自動車部品、食用プリントまで

3Dプリントで起きていることはパソコンで起きたことに似ています。 コンピューターはIBMなどが製造する高価な産業向けコンピューターしかありませんでしたが、Appleが小さな個人向けのパソコンを作りました。Appleがコンピューターを作ったわけではありませ…

イーロン・マスクのマリファナインタビューが(内容は)素晴らしすぎる

イーロン・マスク といえばテスラやスペースXが有名ですが、他にもボーリングカンパニーやニューラリンクといった面白いことをやっています。そのイーロン・マスクがマリファナを吸ったということでジョー・ローガンのポッドキャストが注目を浴びましたが、…

書評|グロースハック本の決定版|"Hacking Growth" by Sean Ellis【2018年夏休み読書週間】

エリック・リースはリーン・スタートアップを書籍の形で世に出しましたが、グロースハックという言葉を2010年に生み出したショーン・エリスこれまでグロースハックの本を書いてきませんでした。グロースハックはショーンがコンセプトを発表した後に、アンド…

書評|不条理なゲーム開発の世界を垣間見る|"Blood, Sweat and Pixels" by Jason Schreier 【2018年夏休み読書週間】

ゲームの開発は他のソフトウェア開発とかなり違うため、なかなか理解するのが難しい分野です。今回紹介するKotakuの編集者ジェイソン・シュライアーの書籍"Blood, Sweat and Pixels"は普段垣間見ることができなゲーム開発の世界を紹介しています。 ここで紹…

なぜブロックチェーンは自由なのか|第三回:自由からも自由になったイーサリアム

今回の特集はブロックチェーンです。第一回目はブロックチェーンが生まれる背景となるサイファーパンク、第二回目はサイファーパンクとビットコインをつないだハル・フィニーの話でした。サイファーパンクもそこから生まれたビットコインもアメリカの完全自…

なぜブロックチェーンは自由なのか|第二回:ハル・フィニーとビットコイン

ブロックチェーンやビットコインについては技術面やビジネス面の解説がたくさんされています。しかし、その背景にある「自由」や関わる人たちの情熱はあまり理解されていません。 多くの人はブロックチェーンやビットコインにビジネスの可能性を感じて惹きつ…

なぜブロックチェーンは自由なのか|第一回:ビットコイン前夜のサイファーパンク

今回の特集はブロックチェーンです。サイファーパンクからイーサリアムまでカバーする予定です。ブロックチェーンやビットコインについては技術面やビジネス面の解説がたくさんされています。しかし、その背景にある「自由」や関わる人たちの情熱はあまり理…

アップルから学ぶベンチャーキャピタルの役割

今回取り上げるのはアップルです。アップルは「資金を提供する人のメリットは何か」と「いつ外部から資金調達をするべきなのか」と「創業者が資金以外に必要なもの」を理解するのに最適な事例だからです。 資金を提供する人のメリットは何か そもそもベンチ…

ビットコインを使うUXプロセス(暗号化通貨の支払いシステムを開発から学ぶ)

原文:"Cryptocurrency payment UX process" by Samantha Shaibani 暗号化通貨は技術コミュニティーの中でも外でもとてもアツいトピックです。興味と意識が高まる中で、暗号化通貨に多くの人が引き寄せられています。 多くの人がウォレットをダウンロードし…

書評|バーチャルリアリティーの歴史|Dawn of the New Everything by Jaron Lanier

ジャロン・ラニアーはヴァーチャルリアリティーを商用製品としてはじめて世に送り出したVPL Researchの共同創業者で「VRの父」と呼ばれる人です。VR自体はずっと前に生み出されているので、彼自身はその称号にあまり心地よさを感じてはいないようですが、間…

スロースタートアップ|第二回:dribbble|おじさんたちのサイドプロジェクト

スタートアップといえば急速な成長のためにベンチャーキャピタルからガツンと資金調達をするイメージがあると思います。しかし、ベンチャーキャピタルから資金調達をせずにずっとブートストラップ *1 しながら成長するスタートアップも存在します。日本だと…

スロースタートアップ|第一回:Github|スポーツバーとラーメン利益

スタートアップといえば急速な成長のためにベンチャーキャピタルからガツンと資金調達をするイメージがあると思います。しかし、ベンチャーキャピタルから資金調達をせずにずっとブートストラップ *1 しながら成長するスタートアップも存在します。日本だと…

バイドゥ(百度)のロビン・リー|Googleに勝った男が苦しんでいる理由

バイドゥ(百度)は中国のプラットフォーマーであるBAT(バイドゥ/アリババ/テンセント)の一角にも関わらず、アリババやテンセントほど話題に上がりません。 アリババやテンセントといったライバルに大きく後れを取っているというのが現在の評価です。ど…

蘇りつつあるシャオミー(小米)から学ぶ「モノづくり」から「コトづくり」への変革

日本は製造業が強く、「モノづくり」が得意でした。これが過去形になってしまうのはアメリカ(アップルなど)や台湾(シャープを買収したホンハイなど)、韓国(サムソンなど)が日本の製造業を追い越してしまったからです。おそらく作るモノの品質自体はま…

Tik Tokのトウティアオ(头条)から学ぶ中国コンテンツビジネス

アメリカの影響力のある大手テクノロジー会社をまとめてGAFA (Google/Apple/Facebook/Amazon)と言います。ドットコムバブルを生き残ってプラットフォーマーとなった世代ですね。これに続くのがリーマンショック以降に生まれたUber、Airbnb、WeWorkなどの…

Oculusから学ぶハードウェアスタートアップのはじめ方

20世紀のスタートアップ(AmazonやGoogle)と21世紀のスタートアップ(UberやAirbnb)にはいくつか違いがあります。 ドットコムバブルやリーマンショック以降の成熟(リーンスタートアップやグロースハックなどの方法論の確立) サービスのスタートアップの…

アメリカ政府機関「18F」から学ぶプロダクトオーナーの役割

原文:"So, you’re a Product Owner..." by Hannah Kane 18Fで官公庁のパートナーとのプロジェクトでデジタルプロダクトを開発するときの最大のゴールは最終的に官公庁パートナーがそのデジタルプロダクトとその結果のオーナーシップを完全に持つことです。…

支付宝と微信のミニプログラムの違い

この記事のポイント 中国では支付宝(アリペイ|Alipay)と微信(ウィチャット|WeChat)がミニプログラムというAppleのAppStoreもGoogleのPlayStoreも必要なエコシステムを作った。 やっぱ、芝麻信用(セサミクレジット|Sesami Credit)すげえ。 すごいな…

イギリス政府はどのようにデジタルサービスを展開したか(2014年)各省庁のプロジェクトが続々公開そしてトランジション完了

GOV.UK ざっくり言うと この年からGOV.UKの各省庁への本格展開がはじまる その展開方式はイノベーションラボ方式。主体は各省庁のデジタルチームだけど、GDSが専門家集団として事業部門である各省庁にノウハウを提供。 CTO室主導でアーキテクチャだけでなく…

微信(WeChat)のミニプログラムとは?その重要性は?

原文:"Wechat Mini Program Part I: What Is It and Why Is It Significant?" by Yelin Qiu ざっくり言うと ミニプログラム(小程序|シャオチェンシュ)はアプリの中から利用できるアプリ(微信に続き支付宝も参入) サードパーティーも開発可能で微信の独…

イギリス政府はどのようにデジタルサービスを展開したか(2013年)先駆けとなる官公庁への展開と標準化

GOV.UK ざっくり言うと この年からGOV.UKの各省庁への本格展開がはじまる その展開方式はイノベーションラボ方式。主体は各省庁のデジタルチームだけど、GDSが専門家集団として事業部門である各省庁にノウハウを提供。 CTO室主導でアーキテクチャだけでなく…

インターフェースの未来2018年度版|カタパルト式アンリーディング

ざっくり言うと 次のインターフェースは「ノーインターフェース」 まだ誰も「ノーインターフェース」の最適解を見つけていない おそらくヒントは自動ドア インターフェースはキャラクターユーザーインターフェース(CUI)からグラフィックユーザーインターフ…

イギリス政府はどのようにデジタルサービスを展開したか(2012年)ベータ公開、コンテンツ移行と本番

GOV.UK ざっくり言うと データ分析大事。そのためのプラットフォームをこの時期に作る。GitHubとか使ってオープンにフィードバックを得るの大事。 GOV.UKではペルソナ使わない。あとで出てくるデジタルインクルージョンにもその思想は表れていると思います。…

Windows Vista開発で実際に何が起きたのか?|開発者の回想

ポスターにサインをするのがWindowsチームの伝統でした。この場合はDVDをイメージとしたポスター。リリースのパーティーが終わる頃には何百、何千ものサインがポスターを埋め尽くします この記事のポイント 後付けではいくらでも言えるが、失敗を学びとして…

2018年は次のプラットフォーマーになる準備をはじめるべき年|カタパルト式アンリーディング

ざっくり言うと プラットフォームが変わるタイミングが近づきつつある そのプラットフォームにふさわしい新しいエクスペリエンスを作り上げる企業が次の勝者になる それをはじめるべきは今年 またプラットフォームが変わる時がきた パソコンの時代はOSがプラ…

イギリス政府はどのようにデジタルサービスを展開したか(2010/2011年)チーム立ち上げ、アルファからベータへ

ざっくり言うと 偉い人のエアカバー大事。GOV.UKの場合は当時の内閣府大臣のフランシス・モード(Francis Maude)。GDSがかなり自由にやれたのはこの人のおかげ。ここには書いていないけど、当時のイギリス政府の課題の一つは増え続けるコスト。フランシス・…

クラウドの先にあるプラットフォームとしてのブロックチェーンの全体像

原文:"Blockchain Infrastructure Landscape: A First Principles Framing" by Trent McConaghy, July 15, 2017 分散アプリにおけるストレージ、コンピューティングおよびコミュニケーションを明らかにする Ethereum、IPFS/Filecoin、BigchainDBはどのよう…

スマートマシン(IoTとAI)が顧客になる時 – マシンのためのデザイン

この記事は人間中心デザインからマシン中心デザインを予見させる「スマートマシンが顧客になる時 – マシンのためのデザイン」"When a Machine is the Customer – Designing for Machines"の翻訳です。 ボク自身は人間中心のサービスデザインを専門としている…

アメリカ政府の視点:オープンソースのソフトウェアは実際どれだけ再利用ができるのか?

この記事は米連邦政府一般調達局、テクノロジー・トランスフォーメーション・サービス(TTS)の一部門である18Fに所属するイノベーションスペシャリストのLaura Gerhardt氏によるブログ記事"How reusable is open source software?"の翻訳です。 前回『大規…

IoTのビルディングブロック(インフォグラフィック)

IoTって何だかわかります?モノのインターネットなんですが、いまいちよくわからないですよね。ボクもただでさえわかりづらくって「全体を俯瞰できるチャートってあまりないなあ」と思っていました。だったら自分で作ってやれ!ごちゃごちゃしたものを整理し…