カタパルトスープレックス

イノベーションに効く世界の情報を日本語で

ブロックチェーン全盛時代にデザインは終わったのか?

シンガポールの友人と久しぶりにチャットをしていたのですが、シンガポールではクリプトが流行りでデザインが全く流行らなくなってしまったそうです。デザインは流行り廃りするようなものではないとは思いつつ、実際にはどうなのかを調べてみました。 わかっ…

米国証券取引委員会の暗号化通貨とイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に関する声明

米国証券取引委員会の見解のポイント ICOにおけるトークンは「通貨」ではなく「証券」 暗号化通貨/トークンが「証券」なのか使い方に依存する SECはICOに反対しているわけではなく、その将来的な価値は認めている 原文:"Statement on Cryptocurrencies and…

イノベーションのツールボックス『カタパルトスープレックスデザイン』

イノベーションのツールボックス『カタパルトスープレックスデザイン』 カタパルトスープレックスの目指すところ 日本ではなかなかイノベーションが起きません。理由として文化的な背景や日本人の国民性などあるかもしれません。少子高齢化など人口構成の変…

来年カタパルトスープレックスは新しくなります

カタパルトスープレックスの新ロゴ カタパルトスープレックスは来年から新しくなります。気づいたかたもいるかもしれませんが、すでに名前が『カタパルト式スープレックス』から『カタパルトスープレックス』に変わっています。ロゴも変えました。そして、独…

書評|ジョブ理論のオリジナル『Jobs To Be Done』by Anthony W. Ulwick

サービスデザインをするうえでユーザーニーズを知ることはとても重要です。とはいえ「ユーザーニーズ」ってなによ?という疑問にすっきり答えられない。英語でUXやサービスデザインに関するいろんな本や文献を読んでいると"Jobs To Be Done"という言葉がよく…

ブロックチェーン上の最初の住民登録がクリプトバレーで行われる

原文:"First official registration of a Zug citizen on Ethereum" 2017年11月15日にプレスが見守るなか、スイスのツーク市*1にてブロックチェーン上で最初のデジタルIDによる住民登録が行われました。ツーク市はクリプトバレーとしても知られています。 *…

日本の企業や組織が抱える根本的なWHYの問題|カタパルト式アンリーディング

日本はイノベーションをもっと推進しないといけない。日本は従来の製造業から脱却して新しい価値を生まないといけない。日本はもっと働き方改革を進めて効率的にならないといけない。いろいろと「しなければいけない」事は多いのですが、その解決策はまだ見…

フィンテック革命が失敗した理由

Verizon、AT&TとT-Mobileが2010年に共同で立ち上げたモバイルペイメント。その名も『ISIS』...いや、マジで。その後、こっそり『Softcard』と名前を変えて2015に終了。 原文:"Fintech, a Failure?" by Jake Fuentes 「ソフトウェアは世界を飲み込む」という…

子供にやさしいクルマの自動運転をデザインする

今年6月に神奈川県の東名高速道路で夫婦が亡くなった事故は人間が運転するクルマは本当に安全なのかを考えるきっかけにもなったとても悲しい事故でした。危険運転でヒヤっとしたドライバーも少なくないのではないでしょうか。自動運転のクルマではこのような…

電気自動車とビットコイン共通点の問題|カタパルト式アンリーディング

最近、このカタパルト式スープレックスで集中的に取り上げているのが電気自動車とブロックチェーンです。この二つを調べていくと共通点があります。それはビットコインも電気自動車も電気を食うということです。

次世代のブロックチェーンの最有力、IOTAとTangleとは

今回から数回にわたり、ブロックチェーンに関わる海外の人たちのインタビューをお送りします。最初はIOTAとその基盤技術のTangleを初期から追いかけているブロガーのLimoことStephen Vogtさん。IOTAもTangleもまだできたばかりの技術で英語でもあまり具体的…

クラウドの先にあるプラットフォームとしてのブロックチェーンの全体像

原文:"Blockchain Infrastructure Landscape: A First Principles Framing" by Trent McConaghy, July 15, 2017 分散アプリにおけるストレージ、コンピューティングおよびコミュニケーションを明らかにする Ethereum、IPFS/Filecoin、BigchainDBはどのよう…

本のエクスペリエンス|「本のない本屋さん」は本でつながるコミュニティー

前回は『本のない本屋さん』の最初のポストでした。書店やAmazonにはあまりにたくさんの本がありすぎる。そこから自分にあった本を探すのは大変。だったら本を無くしてしまおう。それが『本のない本屋さん』のはじまりでした。 『本のない本屋さん』には本が…

書評|「いい仕事戦略」Zeynep Ton

「サービスデザイン」はその名の通り「サービス」をデザインします。プロダクトデザインと大きく異なるのは人との関わり。たとえばホテル(コンシェルジュやベルキャプテン)、小売業(店員)、コールセンター(カスタマーサービス)に飲食店(ホールスタッ…

スマートマシン(IoTとAI)が顧客になる時 – マシンのためのデザイン

この記事は人間中心デザインからマシン中心デザインを予見させる「スマートマシンが顧客になる時 – マシンのためのデザイン」"When a Machine is the Customer – Designing for Machines"の翻訳です。 ボク自身は人間中心のサービスデザインを専門としている…

本のエクスペリエンス|「本のない本屋さん」で一生モノの本と出会う

ボクは本屋に行って本を探すのが好きでした。レコード屋に行ってレコードを探すのも好きでした。でも、いまはあまりいきません。レコードやCDはもう買ってもいません。全部ストリーミングです。 それでもまだ本は読んでいます。ただ、Kindleで読むことがほと…

GoogleでGmailを作り、Facebookの「いいね」を作ったポール・ブックハイトが語るスタートアップ

ポール・ブックハイトはGoogleの23番目の社員でGmailを作ったり、AdSenseのプロトタイプを作った人。Googleの有名なスローガン“Don’t be evil.”も彼の発案。Googleの後、2007年にブレット・テイラー達とFriendfeedを起業。2009年にFacebookに買収される。こ…

デイブ・グレイが語るソースコードとしての「線の言語」とビジュアル思考

デイブ・グレイさんはアメリカで最も有名なサービスデザイナーの一人です。XPLANE創業者としてスタンフォード大学d.schoolでも使われている『共感マップ』の作成に携わったり、日本でも出版されている『ゲームストーミング』などの著者でもあります。スケッ…

スウェーデン国立銀行が法定デジタル通貨「eクローナ」に関する最初の中間報告を発表

原文:"The E-krona project – First interim report"k by Riksban スウェーデン国立銀行(Riksbank)は法定通貨をeクローナとしてデジタルで補完することが可能かどうか調査しています。さらに、このデジタル化がスウェーデン国立銀行にとって安全かつ効率…

デザインで日本を変える『デザイン+ジャパン』

デザインは人を中心に考える問題解決方法です。デザイン思考やサービスデザインは多くの企業や公共サービスに取り入れられはじめています。人に共感し、人にとって簡単で使いやすいデザイン。 そして、デザインで日本が抱える課題を解決する試みが『デザイン…

書評|シェアリング経済以降の新しい地図「WTF」Tim O'Reilly

"WTF"の著者、Tim O'Reilly氏 インターネットで世の中が大きく変わり、変わり続けています。時代が変わると地図も変わります。コンピューターの時代はIBMがエコシステムの中心でした。パソコンの時代はマイクロソフトがエコシステムの中心でした。さらにオー…

ドイツで開始されたブロックチェーンのIoT事例:Slock.itとShare&Charge

ブロックチェーン、IoT、電気自動車にシェアリング経済とホットなキーワードがキラキラしているとても面白い事例です。ブロックチェーン上にIoTのハードウェアノードが乗っかるなんて超カッコいいですね! これまでイーサリアム(Ethereum)周辺の概要を取り…

アメリカ政府の視点:オープンソースのソフトウェアは実際どれだけ再利用ができるのか?

この記事は米連邦政府一般調達局、テクノロジー・トランスフォーメーション・サービス(TTS)の一部門である18Fに所属するイノベーションスペシャリストのLaura Gerhardt氏によるブログ記事"How reusable is open source software?"の翻訳です。 前回『大規…

書評|モノづくり企業から顧客体験企業への転換「Connected Company」Dave Gray

これからは顧客体験を重視したサービス企業にならないと成長できないと言われています。現代のヨハネの黙示録の四騎士と言われるAFGA(Apple、Facebook、Google、Amazon)も全てサービス企業ですね。え?誰ですか?Appleが製造業だといってる人は?Fortune F…

アメリカのデジタル公共サービスの夜明け - オバマケア立ち上げ失敗、18F誕生の前日譚とCode for America

1235 Mission Streetにあるサンフランシスコのフードスタンプオフィス(通称:1235) 原文:""People, Not Data - On disdain and empathy in Civic Tech" by Jake Solomon, Jan 6, 2014 ここはサンフランシスコの大きなフードスタンプオフィスです(フード…

エストニアの仮想住民と税金の仕組みを解説

原文:"How Do e-Residents Pay Taxes" by Evelyn Liivamägi, Head of the Tax Department at the Estonian Tax and Customs Board (ETCB), October, 2017 仮想住民は課税対象ではありません 私たちが税金の仕組みで改善しようとしていること 納税義務を理解…

サービス共創のプロトタイプツール『サービスジオラマ』のWebサイトを新しくしました

ありがたいことにボクの作ったサービスジオラマのコミュニティーは世界で広がっているのですが、作者のボク自身がそのWebサイトを放置状態でした。各国のコミュニティーリーダーたちはPDFファイルを持っていて、ワークショップを開催するときは自分たちで印…

書評|ポスト情報化社会の組織論「Reinventing Organization」Frederic Laloux

大企業病で判断が遅い。組織の壁がある。イノベーションを起こせない。残業が減らない。過労死問題。これらは日頃のニュースや新聞の社説で繰り返し見かけるフレーズです。電通社員の過労自殺は未だに日本国民全員への問いを発しています。 「で、どうするの…

ブロックチェーンが生み出す「ネットワーク効果」と「相乗効果」の解説

ブロックチェーンの可能性については色々と議論されています。しかし、多くの人のイメージはビットコインを実現した技術の一つくらいの認識なのではないでしょうか?同じように「ネットワーク効果」もなんとなくしか理解できていない言葉の一つのような気が…

イギリス政府がUX改善のために行った大規模コンテンツ監査

原文:"Transforming transport content: the journey so far" by John Turnbull, Government Digital Service (GDS), October 12, 2017 この記事は英国政府の政府デジタルサービス(Government Digital Service、GDS)がコンテンツ監査やタクソノミー(分類…