ボクは論理的思考をする傾向があると自分では認識しています。ボクと仕事で関わっている人もボクを論理的思考をする人間だと評価しているんじゃないかと想像します。そう言われますし。しかし、ボクは全く論理的ではない行動をすることがあります。ボクとプ…
インターネットの世界ではGAFAの驚異とか色々言われてます。中国ではBATや次の世代が台頭とか。もう、世界はインターネットやモバイル企業が牛耳ってるんじゃない?と。まあ、もちろんGAFAやBATの影響力は絶大ですし、超巨大企業ですよ。でも、Fortune 500の…
デロリアンといえば映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』に登場するタイムマシンに改造されたスポーツカーですね。実際のモデル名はDMC-12です。作った会社はデロリアン・モーター・カンパニー(DeLorean Motor Company)で、その創業者がジョン・デロ…
法律は国によって定められています。国によって法律は違います。そのため、国をまたがる場合は合法と非合法、正義と悪の境界線が非常に曖昧になります。その曖昧な世界が大きければ、大きいほど法による管理は難しくなります。海の世界がその代表例ですね。…
前回の暗号化通貨のロマンであるDeFi(ディファイ)を理解する「なんでディファイ?」からちょっと時間が経ってしまいました。立て続けに本を読んでしまったのが原因です。読んですぐに書評を書かないと忘れちゃうので、先に書評を書いてしまいました。 暗号…
「デザイン」はむやみに使われすぎていて、ボク自身、最近は避けてきた言葉です。デザインは数多くある手法の一つであって、目的ではない。目的に合った手法を使うべきであって、デザイン原理主義にハマりたくない。それでも、ユーザー中心に考える思想とし…
いま世界の広告代理店のトップはイギリスのWPPグループですね。そのグループの一員であるオグルヴィの母体は1890年に創業して、ローカルな諺だった「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」を世に広めたりしました。しかし、オグルヴィが本当に世界的に有名になっ…
楽しみにしていたエドワード・スノーデンの自伝"Permanent Record"があまりにそのまま「自伝」で肩透かしにあってしまいました。核心部分だけ知りたい人は映画『スノーデン』を観れば十分でしょう。"Permanent Record"はスノーデン個人にとても興味ある人向…
何がビットコインやブロックチェーンをここまで盛り上げてきたのか?それは、ロマンだと思うんですよね。暗号化通貨のロマンは二つあります。まず、お金持ちになりたいロマン。そして、自由になりたいロマン。そのロマンにみんな集まってきました。 しかし、…
ボクがインディー映画を好きになったのは80年代からで『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』とか『ニュー・シネマ・パラダイス』とか『八月の鯨』とかを岩波ホールとかミニシアターで観ていました。しかし、インディー系の映画が本当に市民権を得たのは90年代か…
アメリカのお金持ちといえばビル・ゲイツやウォーレン・バフェット、最近だとアマゾンのジェフ・ベゾスを思い浮かべる人が多いと思います。チャールズ・コークとデイビット・コークのコーク兄弟を思い浮かべる人は少ない(世界長者番付でそれぞれ八位と九位…
日本には『失敗の本質』という素晴らしい失敗学の書籍があるにも関わらず、同じ過ちを繰り返してしまう性質があります。「うん、そうなんだよ。そうそう、それが悪いんだ」と病気の症状がわかっていても、具体的な解決方法というか、処方箋がないからなんで…
昔からプロパガンダや情報操作はありました。戦時中の大本営発表とかね。インターネットは情報をオープンにすることで、透明性の高い公平な世の中がやってくると期待されていました。昔はマスメディアしか情報を得ることができませんでした。雑誌や新聞やテ…
集中したい、でも集中できない。悩みは古今東西同じです。特に最近は「アテンションエコノミー」などと言われるように、人の注意力を引きつけることがビジネスにとっても重要になってきているため、あの手この手で誘惑してきます。人の注意を引きつけて虜に…
前回紹介した"Possible Minds"では「人工知能は人間の知能を超えるのか?(技術的にはAGIまたは強いAI)」を様々な観点から考察していました。インテリジェンス(知能)とはどういうことなのか?具体的にどのような状態になればシンギュラリティに到達したと…
宇宙旅行に空飛ぶ自動車。昔から未来予想は夢がありますが、実現するかどうかはわかりません。ある種の思考実験ですよね。人口知能がどこまで人間に近づくのか、人間を超える存在になるのか。人工知能に関する議論も同じです。昔の少年雑誌の未来予想と現在…
ポリマス(Polymath)の時代と言われています。何か一つに特化した専門家ではなく、多彩なジェネラリストがポリマスです。代表例がレオナルド・ダ・ヴィンチですね。新製品開発のディレクションやってると、幅広い知識やスキルが必要になってきます。マーケ…
飛行機から見える景色はほとんど空か海ですよね。海って広い。海は地球の表面の70%以上だから当然ですよね。地上だってわからないことだらけなのに、海はもっとわからないことだらけ。そんな海の魅力に魅せられて、世に伝えたいとニューヨーク・タイムズで調…
Photo by Tom Fisk from Pexels 洋書の書評ばかり書いていますが、日本の書籍も読みます。今年前半に読んだ和書で特に印象に残ったのは任天堂関連の二冊、『岩田さん』と『「ついやってしまう」体験の作り方』です。 ずっと、「なんで任天堂はスマホシフトし…
人気のある書籍の傾向は去年から引き続きスタートアップ的なイノベーションへの批判、行き過ぎた新自由主義、ジェンダーの三つですね。スタートアップと新自由主義はセットになって批判されることが多いですね。その際にピーター・ティールが必ず引き合いに…
今年の前半も小さな箱を中心にたくさんのライブを観ました。大きな箱とかフェスとか疲れるから行かない。一番観たのは今年結成10周年を迎えた思い出野郎Aチームですね。印象に残っているのは下北沢『風知空知』でのエマーソン北村カーニバルでした。mmmとASA…
テーム・インパラ、テンプルズとザ・ブラック・キーズの新譜がリリースされるうれしい上半期になりました。エフェクター沼にハマり、ギターをたくさん弾いた上半期でもあるので、この三つのグループは特別な存在となりました。ケヴィン・パーカーが足でちょ…
今年もなかなかいいペースで映画を観ているので、この辺でまとめます。上半期のベスト3は以下の三本(あいうえお順)。内容はひとこと評を参考にしてください。三本のうち二本が中国映画なのがイマドキな感じですよね。中国はアプリもそうですが、小説、音…
Photo by sergio souza from Pexels あまり気にしたことがないかもしれませんが、PDCA(PLAN-DO-CHECK-ACT)は日本独自のコンセプトと言って差し支えないでしょう。発案者はアメリカ人でコンサルタントだったW・エドワーズ・デミングですが、むしろトヨタのP…
Photo by sergio souza from Pexels 夏休みということもあり、このブログで紹介するような書籍は読んでいません。劇団☆新感線の『けむりの軍団』を見に行ったり、話題の『三体』を読んだり、カレーのメニューを開発したりしています。そのため、通常のブログ…
アラン・クルーガーはクリントン政権とオバマ政権で経済政策担当財務次官補として経済のアドバイスを提供し、大統領経済諮問委員会の委員長も務めた経済学者です。専門分野は計量経済学で、理論よりデータを重視しました。そんな彼の遺作が彼が深い関わりを…
おそらく、次の経営のバズワードとなるのが「フライホイール」です。アマゾンの成功の秘訣として有名になりつつあります。簡単に言えば、成功の循環サイクルです。フライホイールの名付けの親がアマゾンの戦略コンサルタントを務めていたジム・コリンズです…
2019年に9歳で最年少棋士となった仲邑菫さんなど若くして才能を開花する人たちがいます。一方で、インスタグラムやツイッターでのバイトテロなど浅はかな行為で炎上してしまう人たちもいます。最近だとレペゼン地球とジャスミンゆまのパワハラやらせによる炎…
(若干ネタバレがありますのでご注意を) ボクは遅れてきた世代なのでボブ・ディランの全盛期をリアルタイムで体験していません。それでも主なアルバムは持っていたし、ブートレグシリーズも何枚か持っていました。遅れてきた世代だからこそ、ボブ・ディラン…
ボクは仕事の関係上、英語と日本語の両方で文章を書く機会があります。チャットもします。メールは毎日書きます。文章も報告書のような短い文章から、戦略書のような比較的長い文章も書きます。このブログもそうですね。何かを書く場合、自分以外の誰かに伝…